7月2日(土)、第10回あさひかわサイエンス・カフェが開催されました。
会場は旭川の中心部である買物公園にあるアッシュアトリウム(旭川1の7)です。
ガラス張りの建物なので、外からでも中の様子を見ることができる会場です。
今回は、現在
CoSTEP(北海道大学高等教育推進機構科学技術コミュニケーション教育研究部門)の受講生で、
稚内地方気象台にお勤めの、山浦一晃さんが企画しました。
開場です。
会場には約40人の参加者が集まりました。
全体進行は代表の高田知哉さんです。
ゲストは志田昌之さん。現在は
札幌管区気象台の気候・調査課長ですが、長らく
旭川地方気象台に勤めていた方で、気象予報のスペシャリストです。
聞き手は佐藤祐介さん。
北海道大学大学院地球環境科学院の博士研究員で、大学院では天文学を専攻していました。
天体観測をするには正しい気象情報が欠かせません。
お話は天気予報のしくみや成り立ちについて、5W1H(なに、だれが、いつ、どこで、どのように、なぜ、)の形式に沿って説明していただきました。
「どのくらい天気予報が当たると思っていますか?」参加者のみなさまにアンケートをしました。あたっていると思う割合のところにシールを貼っていきます。通りすがりの人も参加していただきました。
結果はこの通り。多くの方が60%~80%くらい当たっていると認識しているという結果が出ました。
「結構、みなさんいいところ突いていますね。」と志田さんも嬉しそうです。
質問タイムの時間です。
会場からの質問を受け付けていきます。
「降水確率50%ってどういう意味?」という天気予報に関する基礎的な質問から、「火星には天気があるの?」といったユニークな質問までたくさんの質問が会場から出されました。
この日の旭川の最高気温は29℃と夏日でした。
第9回の会場となった「
パティスリーサロンドール」さんから提供していただいたアイスティーがとても涼やかに映ります。
今回はチラシのデザインを担当した山浦えりさん(前列左端)と若狭ひかるさん(前列右端)も来ていただきました。
「天気予報は、突然の災害に備えて、皆さんの安全のために24時間必要な情報を発信している」と熱く思いを語った志田さん。志田さんを交えて、集合写真です。お疲れさまでした。
なお、今回のサイエンスカフェは、
JST(科学技術振興機構)の
科学コミュニケーション連携推進事業草の根型プログラムの支援を受けました。